【おしゃれな注文住宅】四角い家(キューブ型住宅)のメリット・デメリットを解説!
公開日:2022/08/02 更新日:2023/08/10
四角い家(キューブ型住宅)とは、その名の通り箱型形状の住宅のことです。洗練されたスタイリッシュなマイホームを建てたい方にオススメ。
四角い家は、デザインやコスト、機能性の面でさまざまなメリットがあります。
しかし、四角い家だからこそ、注意しておくべきデメリットもあるのです。
そこでこの記事では、四角い家(キューブ型住宅)の特徴やメリット、デメリットについて詳しく解説します。おしゃれな四角い家をたてるためのポイントについても紹介しているので、ぜひマイホームづくりの参考にお役立てください。
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目次
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四角い家(キューブ型住宅)とは?
四角い家とは、軒がなく、屋根もフラットな形状をした箱のような形の住宅のことで、箱型住宅、軒ゼロ住宅、キューブ型住宅とも呼ばれています。
すっきりとしたデザインは、現代的でスタイリッシュな印象があり、切妻屋根を採用することが多い日本の住宅の中では、シンプルながらもインパクトがある存在となるでしょう。
無駄を省いたミニマルなデザインは、特に20~30代の若者世帯のマイホームとして人気を博しています。
四角い家(キューブ型住宅)はどんな人(家族)におすすめ?
四角い家は、次のような人におすすめです。
- シンプルでおしゃれな外観の家を建てたい人
- 建築コストを抑えたい人
- マイホームの居住空間を広く取りたい人
- 耐震性や気密性、断熱性の高さを重視する人
- セカンドハウスを建てたい人
また、周囲に住宅や建物が多い立地は、直射日光による影響を抑えやすいため、四角い家を建てるのに適しているといえます。
四角い家(キューブ型住宅)のメリットとは?
洗練されたデザインが魅力の四角い家ですが、見た目のおしゃれさに加えて、コストや機能性の面でもさまざまなメリットがあります。
ここからは、四角い家のメリットについて詳しく解説します。
シンプルでおしゃれな外観
シンプルでフラットな外観が特徴の四角い家は、無駄をそぎ落としたような洗練された印象が魅力的です。
スタイリッシュでモダンな雰囲気を演出できるので、おしゃれな外観にこだわりたい人にもおすすめのマイホームです。
ローコストで建てられる
一般的に、住宅は凹凸が多く外周が長くなるほど、コストが高くなるといわれています。
四角い家は、凹凸が少なくフラットな形状なので、効率的な施工で短期間に完成し、人件費を抑えやすいでしょう。
また、装飾も少なく、外壁面積も最小限に抑えられるため、材料費も安くできるのがメリットです。
さらに四角い家は、外装だけでなく、内部の間取りもシンプルなタイプが多く、設計費用も削減しやすい傾向があります。
そのため、全体としてコストを抑えやすい住宅といえます。
室内空間を有効活用できる
四角い家は、1階と2階のスペースが同じ「総二階」の構造になるため、延べ床面積が広くとれます。
また、切妻屋根の家で生じる屋根裏スペースもなく、空間を有効活用できることも特徴のひとつです。
四角い家の特徴でもある傾斜のないフラットな「陸屋根」は、屋上スペースを活用することもでき、見た目以上に空間を広く確保できることが魅力です。
耐震性・気密性が高い
一般的に地震に強い家とは、構造や間取りがシンプルな住宅です。
四角い家は、上下左右の6つの面が一体となって家を支えているため、安定性が高く、耐震性に優れています。
また、四角い家は柱や梁の繋ぎ目も少ないため、気密性や断熱性が高く、室内を快適な温度に保ちやすいこともメリットでしょう。
四角い家(キューブ型住宅)のデメリット
デザインやコスト、機能性などのメリットが多い四角い家ですが、四角い家を建てる前には、事前に理解しておくべきデメリットもあります。
ここからは、四角い家のデメリットを解説するとともに、その対策方法についても紹介します。
収納スペースの確保に注意
住まいの収納スペースを確保する際は、居住空間としてはデッドスペースになる部分を活用するのが一般的です。
しかし、四角い家はデッドスペースができにくく、居住空間を広く取れる反面、収納スペースの確保に悩むケースが少なくありません。
例えば、切妻屋根の住宅の場合、屋根裏を収納スペースとして活用することもできますが、四角い家には屋根裏スペースはありません。
そのため、四角い家を建てる際は、事前にどの程度の収納スペースを確保する必要があるのかを入念にチェックして、間取りに反映させることが重要です。
雨や日射熱の影響を受けやすい
四角い家で多く採用されている陸屋根には「室内の空間を広くとれる」「屋上スペースを活用できる」などのメリットがあります。
しかし陸屋根の家は軒がほとんどないため、雨風が直接壁に当たり、雨音に悩まされることも少なくありません。
また軒がない分、直射日光が窓や壁に直接当たり、室内が暑くなりやすいといったデメリットもあります。
そのため、四角い家を建てる際は、消音材を使用して雨音対策をしたり、直射日光が当たりやすい部分にのみ庇を設置したりなどの対策が必要です。
外壁や屋根が劣化しやすい
上述のように、軒がほとんどない四角い家では、雨や日光が外壁に直接当たるため、外壁が劣化しやすいことも注意点です。
また、陸屋根は傾斜のある切妻屋根に比べて水はけが悪く、屋根の劣化や雨漏りの心配もあります。
外壁や屋根の劣化、雨漏りの被害を防ぐためには、紫外線に強い外壁塗装を行う、金属製のサイディングで外壁を覆う、屋根部分に防水処理を施す、といった対策を行いましょう。
メンテナンス費用がかかる
外壁や屋根が劣化しやすい四角い家は、施工時の対策に加えて、定期的なメンテナンスが必要になります。
住宅の外壁塗装は、築10年前後で塗り替えるのが一般的です。
しかし四角い家は、紫外線による外壁の劣化や雨水による汚れなどが目立ちやすいため、一般的なサイクルよりも、早いタイミングで外壁塗装が必要になる場合もあります。
また、屋根に適切な防水処理が施されていない場合、雨漏りの被害に遭い、修繕が必要になるかもしれません。
メンテナンス費用を抑えるためにも、設計段階から四角い家の弱点をよく理解し、必要な対策を行うことが大切です。
四角い家(キューブ型住宅)をおしゃれにするには?
無駄のないすっきりとしたデザインが魅力の四角い家ですが、デザイン次第では「味気ない雰囲気になってしまうのでは?」「安っぽく見えるかもしれない」と不安に思っている人もいるのではないでしょうか?
そこでここからは、おしゃれで洗練された四角い家を建てるためのポイントを紹介します。
外観を2色(ツートン)にする
四角い家は、凹凸が少なくフラットな印象のため、デザインによってはのっぺりとした雰囲気になってしまうこともあります。
シンプルなデザインはそのままに、おしゃれな仕上がりを目指したい場合は、外壁をツートンカラーにするのがおすすめです。
白や黒、グレー、ベージュといった無彩色の外壁カラーを組み合わせれば、モダンでスタイリッシュなマイホームが完成します。
ツートンカラーのデザインには、1階と2階で色を変えるパターンや、左右で色を変えるパターン、外壁の一面だけ色を変えるパターンなどがあります。
お好みのデザインを選んで、個性が光る四角い家を目指しましょう。
内装をシンプルにまとめる
四角い家は、シンプルで洗練された外観デザインが1番の特徴です。
外観デザインの印象に合わせて、内装もシンプルにまとめると、統一感のあるおしゃれな雰囲気に仕上がります。
しかしシンプルといっても、簡素な内装になってしまうのは避けたいものです。
そこでおすすめなのが、無垢材や漆喰など、風合いを楽しめる天然素材の活用です。
これらの天然素材は、自然のぬくもりが感じられ、シンプルでも温かみのある雰囲気に仕上がります。
すっきりとした四角い家のイメージとも相性がよく、おしゃれなマイホームが完成するでしょう。
外構フェンスをシンプルに
スタイリッシュでインパクトがある四角い家の外観デザインを邪魔しないように、外構フェンスは背丈の低いシンプルなタイプを選ぶのがおすすめです。
従来の日本家屋のように、家の周囲を塀で囲ってしまうと、見た目に圧迫感が出てしまいます。
ただし外構フェンスには、目隠しや防犯といった役割もあります。
背丈の低いシンプルなフェンスを採用するとともに、植栽などで自然に目隠しができるような工夫も大切です。
外構にも力をいれる
四角い家は、すっきりとしたデザインが魅力ですが「なんだか物足りない」「さみしい印象になりそう」と感じたときは、外構やエクステリアに力を入れていましょう。
外構やエクステリアも、華美な装飾になりすぎないように注意することがポイントです。
ナチュラルな雰囲気を演出できるグリーンを基調とした植栽や、木製のラティス、間接照明などを取り入れて、住宅のシンプルな形状が際立つような外構デザインを意識しましょう。
まとめ
フラットな陸屋根と総二階の構造で、すっきりとシンプルな外観デザインを実現してくれる四角い家(キューブ型住宅)について紹介しました。
四角い家には、デザインやコスト、機能面でのメリットが多数あります。
シンプルなのにインパクトのあるデザインは、周囲に住宅がある立地でも、一際目立つおしゃれな存在になることでしょう。
しかし、四角い家を建てる際には、その形状による注意点を事前に理解しておくことが大切です。
おしゃれなマイホームを建てたいとお考えの方は、まずはハウスメーカーや工務店の施工実績をチェックして、お好みのデザインを見つけてみてはいかがでしょうか。
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