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建売住宅とは?メリット・デメリットを詳しく解説!購入時に注意するポイントは?

公開日:2022/07/01 更新日:2023/08/18

建売住宅とは?メリット・デメリットを詳しく解説!購入時に注意するポイントは?
家づくりを考えている方の中には「建売住宅」の購入をお考えの方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、建売住宅と注文住宅、分譲住宅の違いを紹介するとともに、建売住宅のメリット・デメリットを詳しく解説します。
建売住宅を購入する際の注意点や購入の流れについても紹介しているので、ぜひ家づくりの参考にしてください。

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建売住宅とは

建売住宅とは、土地と建物をセットで販売している一戸建て住宅のことです。

ハウスメーカーや住宅会社が購入した土地に、あらかじめ建物を建てた状態で販売されているのが一般的です。

中には、建物を建築前に販売される建売住宅もありますが、その場合も建築される建物の間取りやデザイン、設備の大半は決められており、自由な設計はできません。

建売住宅と注文住宅の違い

「注文住宅」とは、施主の希望に合わせてオーダーメイドで設計する一戸建て住宅のことです。

もともと所有している土地に家を建てるケースと、別途土地のみを購入して、その土地に家を建てるケースがあります。

大きな違いは「家を建てる場所」と「設計の自由度」

建売住宅と注文住宅の大きな違いは「家を建てる場所」と「設計の自由度」にあります。

建売住宅では、家を建てる場所はハウスメーカーや住宅会社が購入した土地になるので、ご自身では自由に選ぶことはできません。

しかし注文住宅では、所有している土地や購入した土地など、ご自身の希望する場所に家を建てることができます。

また、あらかじめ間取りやデザイン、設計が決められている建売住宅に対して、注文住宅は施主の希望に合わせてオーダーメイドで設計を行います。

そのため注文住宅のほうが、施主の好みを取り入れた個性的な住まいを実現しやすいといえます。

建売住宅と注文住宅どっちが安い?

建売住宅と注文住宅の価格は、一般的には建売住宅の方が注文住宅よりも安い場合が多いといわれています。

でも本当に安いのか、実際に建売住宅と注文住宅を建てた人のデータを見ながら比較していきましょう。

建売住宅と注文住宅の価格を比較

結論から述べると、建売住宅のほうが安いです。下記が実際に建売住宅と注文住宅を建てた人のデータになります。

※フラット35利用者を調査した住宅金融支援機構の調査結果(2022年8月3日)

種別 費用 平均建物面積 平均敷地面積
建売住宅 3,604.9万円 30.8坪
(101.8㎡)
43.3坪
(143.2㎡)
注文住宅 4,455.5万円 33.7坪
(111.4㎡)
68.4坪
(226.1㎡)

建売住宅と注文住宅の費用を比較してみると、およそ850.6万円の差があります。

ただし、平均建物面積と平均敷地面積を比較すると、注文住宅のほうが面積が大きいことがわかります。

建売住宅は商品プランに合わせて敷地面積を小さくし、作業を減らすことで人件費を削減しています。

そのため、建売住宅は注文住宅よりも費用は安いが、建物や土地が小さいと考えられます。

建売住宅が安い理由とは?

建売住宅が安い理由は、同じデザインの住宅を何棟も建てることで、材料費や人件費を削減しているからです。

材料を一括して仕入れることで材料費を抑え、施工側が作業しやすいシンプルなデザインにすることで工期を短くし人件費を抑えます。

建物の設計や施工を効率化することで、建売住宅の価格は比較的安くなる傾向があります。

注文住宅は建売住宅より高い理由とは?

注文住宅は、顧客の要望に合わせて家を建てるため、費用が高くなる傾向にあります。建築会社は顧客の要望を叶えるために打ち合わせや設計の段階で多くの時間を費やす必要があります。これらの要因により、人件費がかかり注文住宅の価格は一般的に建売住宅よりも高くなるのです。

建売住宅と分譲住宅の違い

分譲住宅とは、分譲地に建てられている「建売住宅」のことです。

分譲地とは、広い土地をハウスメーカーや住宅会社が購入して、その土地を区画整理して販売しているものです。
この分譲住宅に建てる建売住宅が「分譲住宅」と呼ばれています。

一般的に分譲住宅は、複数棟をまとめて建てるため、資材を大量に調達できます。

そのため建築費を抑えやすいことが特徴です。
また同じ分譲地の近隣住宅と、デザインのテイストが統一されているケースが多く、整備された街並みの印象を感じられるでしょう。

建売住宅のメリット

メリット
注文住宅に比べて土地の場所や設計に制限がある建売住宅ですが、実は建売住宅には注文住宅にはないさまざまなメリットがあります。
ここからは建売住宅のメリットについて、詳しく見ていきましょう。

注文住宅と比べて価格が安い

建売住宅は規格化された資材を用いて建てられているため、オーダーメイドの注文住宅と比較すると、建築費用を抑えられることが特徴です。

また分譲住宅のように複数棟の建売住宅(分譲住宅)を建てる場合は、建築会社が土地をまとめて購入し、一度に建物を建てられるため効率がよく、コストを抑えてマイホームを手に入れたい人に適しているといえます。

すぐに入居できる

注文住宅の場合は、マイホームの設計から入居まで6ヵ月以上、長い場合は1年以上かかる場合もあります。
しかし建売住宅であれば、すでに建物が完成している場合は、1~3ヶ月前後で入居可能です。

「子どもの進学までに、新居での生活をスタートしたい」など入居のタイミングをしぼっている人は、すぐに新生活をスタートできる建売住宅を選択するのもおすすめの方法です。

購入前に実物を確認できる

すでに建物が完成している建売住宅の場合、購入前に実際の間取りや設備、外観、内装を確認できます。
また建物が完成していなくても、同じハウスメーカーの建売住宅であれば、間取りや内装、外観が似ているため、実物に近いものが見学できるケースも多くあります。

注文住宅の場合、建物が完成するまでは、実際の暮らしを想像するのは難しいでしょう。
一方、実物を確認してから購入できる建売住宅なら、購入前に暮らしのイメージを具体的に描けるため、安心感があるといえます。

住みやすい間取りが多い

建売住宅は、幅広い世代やライフスタイルの人をターゲットに販売されています。
しかし、購入者が決まる前に建物を建てることが多いため、シンプルで住みやすい間取りやデザインが採用されているケースが一般的です。

独創性は低いものの、実際に暮らしてみると住み心地や使い勝手が良いのも建売住宅の特徴です。
また、多くの人に支持される間取りやデザインともいえるため、将来的に家を手放す際も、建売住宅は売却しやすい傾向にあります。

土地と建物の両方を住宅ローンで支払える

建売住宅は、土地と建物がセットで販売されているため、両方を住宅ローンで支払うことができます。

注文住宅の場合、もともと所有している土地に建てる、または先に土地を購入することになるため、自己資金で土地を購入したり「つなぎ融資」や「土地先行融資」を利用したりする必要があります。

所有している土地がない方や、土地購入のための自己資金の用意が難しい方は、建売住宅を検討してみるのもいいでしょう。

建売住宅のデメリット

デメリット
さまざまなメリットがある建売住宅ですが、購入前に確認しておきたいデメリットや注意点もあります。
ここからは、建売住宅のデメリットを解説するとともに、デメリットの対策方法を紹介します。

デザインや間取りの選択肢が限られる

建売住宅は、すでに間取りや設備が決まっており、その中から好みのタイプを選ぶことになります。
そのため、注文住宅のようなオーダーメイドの個性的な家を建てることは難しいでしょう。

自分好みのマイホームを、建売住宅で実現したい場合は、建築前の建売住宅などで採用されているセミオーダータイプ(オプションや内装を選択できる建売住宅)を選ぶのもおすすめです。

周辺の住宅と同じような外観になる

建売住宅は、複数棟でまとめて建てられることが多く、周囲の家を同じような外観になるため、個性が発揮できないというデメリットがあります。
特に分譲住宅では、近隣の住宅とデザインのテイストを統一しているケースが多いでしょう。

個性が発揮できないというとデメリットとして捉えられがちですが、統一感のある街並みは美しさも感じられます。
整備された風景の中でも、オリジナリティをプラスしたい方は、庭や玄関周りなどのエクステリアをアレンジしてみてはいかがでしょうか。

土地の状態や工事の過程を確認できない

建物が完成してから販売されるケースが多い建売住宅の場合、注文住宅のように土地の状態や工事の過程を自分の目で確認することができません。

欠陥住宅の可能性など不安を感じる方は、契約前に工事工程を説明してもらったり、ホームインスペクションを依頼したりといった方法を選ぶといいでしょう。

建売住宅を購入する際の注意点

メリット・デメリットの双方がある建売住宅ですが、住み始めてから「こんなはずではなかった」と後悔しないためにも、購入前にチェックしておきたい注意点があります。
詳しく見ていきましょう。

周辺環境をしっかり確認する

建売住宅を購入する際は、物件の内覧だけではなく、物件周辺の環境についてもしっかり調査しておくことが大切です。

建売住宅は、注文住宅のように自分の選んだ土地に家を建てられるわけではないため、購入する物件の立地がご自身の希望と合致しているかを慎重に判断しましょう。
事前に家族構成やライフスタイルに合わせた立地の条件を洗い出しておくと、判断しやすくなります。

例えば、お子さんがいるご家庭では教育機関の充実度や、公園などの公共施設との位置関係をチェックしましょう。
またご高齢の家族がいる場合は、医療機関の有無も重要なポイントです。
日々の暮らしを快適にするために、商業施設や交通機関の有無も確認しておきます。

実際に物件の内覧に訪れた際には、物件の周辺を歩いてみて、暮らしやすさをご自身の目でチェックしてみるのもおすすめです。

アフターサービスの内容を確認する

建売住宅をはじめとするすべての新築住宅では、基本的に「住宅品質確保促進法」による補償があります。
住宅品質確保促進法により建築後10年間は、ハウスメーカーから新築住宅の「基本構造部分」について無償で補償を受けられることが定められています。
新築住宅の「基本構造部分」とは「住宅の構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」のことです。

具体的には、下記部分が該当します。

  • 住宅の基礎
  • 基礎ぐい
  • 小屋組
  • 土台
  • 筋かい
  • 床版
  • 屋根版
  • けた

ただし、ハウスメーカーによって、定期点検やアフターフォローの内容は異なります。
無償の定期点検のタイミングや独自の無償保証の内容など、購入前にしっかり確認しましょう。

建売住宅の購入の流れ

建売住宅の購入の流れは、以下のとおりです。

物件探し

まずは希望の条件にあう物件を探しましょう。
不動産情報のポータルサイトやハウスメーカーのホームページ、チラシなどで情報を収集するのがおすすめです。
物件候補が見つかったら、ハウスメーカーや住宅会社の窓口で、詳細を相談します。

物件の見学

希望の物件を絞り込んだら、実際に物件の見学をしてみましょう。
すでに建築済みの建売住宅の場合、該当の物件を内覧できる場合もあります。
これから建築する建売住宅の場合は、モデルハウスなどで実物に近いイメージを把握しておきましょう。

この際、物件の内覧だけではなく、周辺環境のチェックも忘れずに行います。

購入申し込み

希望の物件が決まったら、購入申し込みを行います。
購入申し込みは原則無料ですが、住宅会社によっては「申込金」の支払いが発生するケースもあります。

購入申し込みは、法的にはキャンセルが可能ですが、特段の事情がない限りキャンセルをするケースは多くありません。
また何らかの事情で購入申し込みをキャンセルした場合、申込金は返金されます。

住宅ローンの事前審査

住宅ローンを利用する人は、物件の購入申し込みと同時に、住宅ローンの事前審査を行います。
住宅ローンの事前審査では、借入をする債務者に十分な支払い能力があるのかが審査されます。

審査項目は、年齢や勤務年数、勤続年数、年収に対する返済負担率、健康状態、社会的信用、購入する不動産の情報などです。
事前審査の結果は、3~4日程度でわかります。

不動産売買契約の締結

住宅ローンの事前審査の結果がわかったら、いよいよ不動産売買契約を結びます。
不動産売買契約は、宅地建物取引主任者による「重要事項説明」を受け、契約書の内容を確認したうえで締結します。

不動産売買契約の締結と同時に、購入者は手付金を支払います。
手付金は売買代金の5~10%前後が相場です。
一般的に支払った手付金は、売買代金の一部として充当されます。

万が一、何らかの事情で不動産売買契約後に購入をキャンセルした場合、申込金と異なり、手付金は返金されません。
ただし、住宅ローンの本審査に落ちた場合は、手付金が返金されるケースもあります。

住宅ローンの本審査・契約

不動産売買契約の締結後、住宅ローンの本審査を行います。
本審査での審査項目は、事前審査と大きく変わりませんが、より厳しいチェックが入ります。
本審査の期間は1週間前後が一般的ですが、長い場合は2週間程度かかります。

登記

建売住宅を購入した際は、次の4つの登記を行う必要があります。

  • 建物表題登記
  • 所有権移転登記
  • 所有権保存登記
  • 抵当権設定登記(住宅ローンを借り入れる場合)

登記の手続きには専門知識が必要なため、司法書士に依頼するのが一般的です。

物件の立ち合い・引き渡し

住宅ローンの本審査に通過したら、立ち合いによって物件の状態を確認したうえで、引き渡しと残金の決済を行います。
引き渡しの際は、購入者と売主である住宅会社、司法書士が住宅ローンを借り入れた金融機関に集まり、残金と諸費用の決済、所有権移転登記の申請を実行します。

入居

無事に引き渡しが完了したら、いつでも入居可能です。

鹿児島で建売住宅を販売しているハウスメーカー工務店

ここからは、鹿児島で建売住宅の販売を行っているハウスメーカーや工務店を紹介します。それぞれに特徴のある建売住宅を提供しているので、ぜひ参考にしてください。

トータルハウジングの建売住宅 山田モデルハウスⅣ

トータルハウジング 山田モデルハウスⅣ J-Modern「家族団らんを楽しむ悠々自適な平屋暮らし」(鹿児島市)

耐震性や耐火性などに優れた2×4(ツーバイフォー)工法を取り入れた快適な住まいを提供するトータルハウジングさん。住まう人の健康を考えた住宅を得意とし、生活スタイルにマッチした家づくりを提案しています。

山田モデルハウスⅣは、和モダンな平屋タイプの建売住宅です。

住み心地の良い空間設計や、季節の移ろいを感じられる外構など、注文住宅のようなクオリティの高さが感じられます。

ヤマサハウスの建売住宅 サンライズ石谷モデルハウス 平屋 3LDK+中庭

鹿児島の気候風土に合った住まいづくりを得意とするヤマサハウスさんは、シンプルな中にもこだわりのつまった建売住宅を提供しています。

木のぬくもりを大切にした木造住宅は、癒しを感じる心地よい空間を実現してくれるでしょう。

「勾配天井の広々としたLDK」「景色の広がりを感じられる憩いの中庭」「景色を楽しみながら家族とつながるキッチン」などが魅力の建売住宅です。

かえるホームの建売住宅

かえるホーム 国分ハウジンググループ
かえるホームでは、約130件(2023年8月18日の情報)と多くの建売住宅を取り揃えています。

多額の住宅ローンに縛られるより趣味や子育てや旅行にお金を掛けたい、イメージの湧きにくい注文住宅より実物が見れて価格が明瞭な家がいい、家にはあまり予算や時間を掛けたくない、という方は、かえるホームさんに資料請求してみましょう。

感動の建売住宅 春山町分譲住宅

春山分譲住宅「長期優良住宅の品質の4LDK+サンルームの平屋」(鹿児島市) 感動
感動の建売住宅「春山町分譲住宅」は、長期優良住宅の品質の4LDK+サンルームの平屋。

オール電化・食洗器付、浴室乾燥付、TVモニタ付きインターホン、駐車2台可、シャワー付洗面化粧台・省エネ給湯器、サンルーム付きとなっています。

価格は、2,380万円(税込)となっています。

三洋ハウスの建売住宅 原良7丁目2階建て

家族の笑顔を見守れる開放感のある2階建の家_三洋ハウス
三洋ハウスの建売住宅は、人気の原良エリアの2階建て住宅。

縦に繋がったLDKは広々と開放感があり、対面式のキッチンから家族の様子を見守れる配置は子育て世代に人気です。

洗面脱衣所に物干しスペースもあり、家事動線短縮も叶います。ぜひ現地でチェックしてみてください!

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まとめ

建売住宅とは、土地と建物がセットで販売されている住宅のことです。
注文住宅のような自由度はないものの、建築費用を抑えられたり、購入後すぐに入居が可能だったりと、さまざまメリットがある住宅です。

メリットが多い反面、間取りやデザインが制限される、土地の状態や工事の過程を確認できない、といった注意点もあります。
購入前には住宅会社と綿密な打ち合わせを行い、ご自身の希望に合致するかを慎重に判断しましょう。

建売住宅の購入は、物件探しから始まります。
まずはハウスメーカーや住宅会社のホームページやパンフレットなどで、物件情報をチェックすることから始めてみてはいかがでしょうか?

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カゴスマ 編集部

2014年8月から鹿児島の注文住宅・家づくり専門のホームページ「カゴスマ」を運営。延べ96万人以上に訪問いただき、約3,000組の鹿児島で家を建てたい人に、地元の工務店・ハウスメーカーをご案内。鹿児島で新築マイホームを夢みる人と鹿児島の家づくりのプロをつなげるために日々更新中です。

ホームページ:https://kagosma.jp/

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