家族が健康に暮らせる家を追求して、たどり着いたのはもみの木の家【PR】
公開日:2020/02/03 更新日:2024/08/06
「人生最大の買い物」といわれる家。
住宅の工法から間取り、動線、性能、内装など検討すべきことが多すぎて、建築の専門知識のない私たちにとって「何を基準にどんな家にするのか」はとても難しい問題です。家づくりは途方もないエネルギーを要する作業ですよね。
そんな中、もみの木ハウス・かごしまの竹下社長は、「細かい打ち合わせは必要ありません。お客様に予算を聞いてモデルハウスを見ていただき、ベストな家をこちらから提案します。構造や内装材に詳しいのはやはり我々プロですから」と自信を持って話されます。
カタログを見ての細かい内装材選びもなく、建てる家は「もみの木の家」だけ。他の家は建てないときっぱり明言されます。
どうしてもみの木の家だけを建てるのでしょうか?
竹下社長にインタビューを行い、社長の考える家づくりの本質やなぜもみの木がいいのか教えてもらいました。
なぜ、もみの木? もみの木ハウスの家づくり
▲もみの木ハウスかごしまの事務所へ。展示ルームではもみの木の良さを体感できます。
▲一級建築士の資格を持ち、40年近いキャリアを持つ竹下社長。社員と机を並べて仕事しているので、社長さんだと気づかれないことも……!
目次
お客様の要望に応えすぎると、いい家づくりから遠ざかる
―もみの木ハウスのホームページを見てみると、「細かい打ち合わせはしません」と明記されていますよね。このようなことをHPに書く工務店は珍しいように思いますがどうしてでしょうか?
「やはりお客様は住宅のプロではないので、判断をゆだねてしまうのは良くないと思っております。お客様も選ぶのにすごく悩むし、こちらでベストの家を提案するべきです」
―確かに、そもそも知識がないと的確な要望を出すのは難しいですよね。
「例えばよくある『窓を大きくしたい』というご要望。開放感を演出したい、明るくしたいという気持ちはよくわかるのですが、そのまま応じてしまうと住宅の断熱性能、耐震性能が大きく落ちてしまうんです。そこは住宅の一番大切な構造的な部分ですから、プロとしておすすめするわけにはいきません。もちろん実現可能なご要望は汲み取りますが、構造に無理が生じたり、性能が落ちたり、生活面でデメリットが生じるようなものは結果的にお客様のためにならないと考え、お引き受けしない方針です」
▲窓を大きくせずに開放感ある家を演出するためには、吹き抜けや間取り等で調整しているそう。さらに、もみの木は光の反射率が適度なため窓を大きくする必要はないのだとか。
―確かに、住宅に関する専門知識がないと、イメージだけでリクエストしてしまいがちですね。そこをプロの視点で教えて頂けるのは安心感があります。家は20年30年と長く過ごす場所だからこそ、住宅に詳しいプロのアドバイスを聞いた方がいいのかもしれません。
「『性能が落ちてもいいからデザインを重視したい』とリクエストされることもあるのですが、その後暮らしていくことを考えると絶対寒かったり暑かったりして不便を感じるはずなんです。家は一生ものですから、自分がプロとして提供できるベストの家をご提案したい。その思いがあるからこそ、できないことやすべきでないことははっきりお伝えしております。お客様のリクエストだからと悪い結果が見えていることを引き受けてしまうのは誠実ではないと考えております」
▲ストレートにできないことをHPやブログに書いているため、初訪問前のお客様に「怖い人なのかな」と恐れられる竹下社長。実際に会ってみるととても気さくですよ。
実際に家を見ていただくことが大切
―細かな打ち合わせなしで、どのようにしてお客様に合った設計を考えているのでしょうか?
「見学会を定期的に開催していて、入居済みのお客様宅に3軒以上ご案内しています。家を見ることで生活をより具体的にイメージしていただけますし、実際に暮らしている方の意見は何よりも参考になりますから。さらに、もみの木の良さは触れてみないとわかりません。そうやっていろんなお宅を見ていただくことで、お客様の好みや要望を把握して設計しています。確かに図面やカタログを見てあれこれ話すような打ち合わせは何度もしませんが、どこよりも家自体を見ていただいているかもしれません」
▲見学会の様子。もみの木の良さは実際に肌で触れてみてはじめてよくわかります。特に子どもたちは敏感で、裸足で楽しそうに走っています。
今までの家づくりの常識が覆る!?もみの木で暮らしの断捨離
―皆さん、もみの木のどのような点に惹かれるのでしょうか?
「実際にもみの木の家を建てた方々からは、『今までの家に対する常識がまるっきり覆った』と驚かれること多いです。もみの木は空気清浄、消臭、調湿、抗菌と多くの効果があり、家の中で快適に過ごす上で大きな力を発揮してくれるんですね」
▲玄関に入った瞬間、いい香りに包まれるもみの木の家。いわゆる「新築の匂い」と言われるような香りを感じません。
「まず、調湿効果があるから冬の結露やカビの心配がありません。消臭・抗菌効果もあるので洗濯物を部屋干ししても、雑菌が繁殖したり嫌な匂いがしたりせずにカラッと乾きます」
▲冷蔵庫や食器棚すべて扉3枚で隠すキッチンの「オテキ収納」。見た目にスッキリするのがうれしい。これはもみの木だから実現できたオリジナル収納。使う建材によっては湿気が溜まってカビの原因になるところを、もみの木の調湿・消臭・抗菌効果でカラリと清潔に保ってくれます。
「これだけの効果があるので、空気清浄機や加湿器、除湿器、こういったものが必要なくなるのです。冬に床を暖かく保ってくれるので、マットなども必要ありません。そうしてモノが少なくなってメンテナンスや掃除の手間も減ります。『暮らしがシンプルになった』『家事の手間が減った』と喜ばれますね」
▲もみの木ハウスで家を建てたお客様が作成した家計簿。電気、ガス、灯油代、コインランドリーの費用がどれだけ節約できたか計算したところ、月平均6,381円、年間約76,572円の節約効果があったそう。35年で考えると268万円の違い。こういった家計簿をお客様が見せてくれるのも、社長とお客様の信頼の証ですね。
「もみの木は夏にさらっと、冬はあたたかい肌触りなので、エアコンなどもあまり使わなくなるお客様が多いです。光熱費が安くなるので、長い年月で見ると大きな節約効果があります」
▲浮造りの床は木の凹凸が心地良く、素足で過ごすのが気持ちいい。
▲天井にもみの木を使用。目にも優しく映ります。
―家は気密性が高くなると断熱性能が上がる反面、湿気がこもりやすくカビが発生しやすいと聞きます。内装材をもみの木にすることで、そうした問題が解決できるのはうれしいですね。
「さらに、もみの木から半永久的に出ているフィトンチッドという成分が室内の空気を清浄に保ってくれます。室内汚染の代表的な化学物質であるホルムアルデヒド等は、フィトンチッドの中のテルペンという香り成分が化学分解してくれます」
―だからこんなに居心地がいいんですね。
「健康に気を遣う方は食べ物や肌に触れるものへの意識が高いですが、家の空気って意外と見過ごされていますよね。でも呼吸は一日中するものです。取り込む空気は人に大きな影響を与えるので、しっかり考えた方がいいでしょう」
もみの木の効果まとめ
- ☑空気清浄効果
- ☑消臭効果
- ☑調湿効果
- ☑抗菌効果
- ☑蓄熱効果
構造計算、熱損失量の計算を徹底
―竹下社長は住宅設計に携わって40年近いキャリアがありますよね。どのような経歴を経て今に至るのでしょうか?
「私は高校卒業後、東京のゼネコンで1年勤務してから鹿児島へ戻り地元の設計事務所で経験を積みました。25歳から独立前まで務めた新建設ではイノスグループに加盟。現在も引き続き加盟しているのですが、これが家づくりの大きな転換点になりました」
▲イノスグループHPより (https://www.inos-ie.com/)
「イノスグループは住友林業のノウハウを生かして、地元の工務店と提携していて、構造材すべての検査を徹底したり、高気密・高断熱への取り組みが早かったり、義務でない構造計算を徹底していたり、ノウハウがすごくしっかりしていて、家づくりすべてのレベルが格段に上がりました」
―構造計算ってどういうことでしょうか?
「建物が日常的に受ける荷重を計算して、梁がたわまないか、接合部の強度は十分か、などを数値的に解析していく作業です。さらに地震や台風の事態を想定した計算も行います」
―義務ではないのですね。
「いわゆる4号建物といわれる木造二階建て住宅などは、資格を持った建築士が設計した家であれば、確認申請時に構造計算等の書類提出が省略できます。ただし、これは構造計算をしなくていい、という意味ではなくて建築士の責任において安全性を保障しなくてはいけないと捉えるべきです。うちではもちろん全棟計算しています」
▲お客様には、家のイメージがより伝わるようにと手書きのスケッチをお届け。CADの無機質な図面とはひと味違い、ぬくもりが感じられます。
▲さらに家の内装イメージも。
―構造の部分って大切だと頭ではわかっていても、住宅の知識がないのでお客様にはわかりづらいですよね。竹下社長はどのような構造がいいと考えていらっしゃいますか?
「シンプルな構造が一番です。強度的にも安心ですしコストカットできますから。デザイン重視などで無理な設計にすると、補強する必要が出たり、金物が多く必要になったりしてしまいます。だからお客様の要望に応えすぎないことが大切でもあるのです」
▲鹿児島県南九州市の施工例。台風が直撃しやすいエリアなので風圧に耐えるために、階階段部分を幅広の構造材で対応。出来た段差の処理をもみの木を使い処理しました。
―断熱性能などは、どう計算しているのですか?
「それは外皮計算ですね。建物の断熱性能を計る指標で、窓や床、天井から何カロリーの熱が外に逃げるのか計算しています(熱損失量の計算)。これで『エアコンは6畳用一台で足りる』といったことが、具体的な数値に基づいて割り出せるわけです。その計算をすると、窓からいかに熱が逃げていくかがわかるから不用意に窓は増やせません」
―構造計算や外皮計算を徹底されて、数値的な根拠で家を見ていらっしゃるからこそ、「お客様の要望を聞きすぎない」「細かい打ち合わせは必要ない」というポリシーに繋がるのですね。
「間取りや好みの内装などを聞かれたら、お客様は知識がなくても頑張って考えて答えてくれるんですよね。でもそれを積み重ねてしまうとプロから見て構造や性能がおかしい家になってしまう。お客様の要望に応えたと言えるかもしれませんが、私はやはり住むお客様が20年30年後悔のない家を提供したいと考えています」
▲できないこと・するべきではないことを明言する竹下社長。誰よりもお客様を思っているからこその優しさです。
住宅による健康被害が社会問題に
―そうやってイノスグループの家づくりをされてきて、どの時点からもみの木を内装材に使うようになったのでしょうか? 何かきっかけがあったのですか?
「建材から揮発する化学物質や家に発生するカビなどによる『シックハウス症候群』が社会問題になり始め、健康に暮らせる住宅の大切さを考えるようになりました。また、さまざまなアレルギー症状に悩まされるお客様との出会いを通して、使う素材を徹底的に見直していました」
―昔は、家に使う建材に対して何の規制もありませんでしたね。
「ちなみに、これは私の子ども時代の体験なのですが、実家をリフォームして、押入れの中にベニヤ板を張りました。いとこたちとかくれんぼをして遊んでいたら、押入れに隠れていた一人が出てきたときは全身蕁麻疹。その時はわからなかったけれど、今考えれば建材の影響でしょうね」
明確な根拠に基づいた建材を使うことの大切さ
「体に悪影響を与えない建材を探すために、無垢材や漆喰など、自然素材をいろいろ調べるようになりました。そんな時マルサ工業と出会って、空気清浄、消臭、調湿、抗菌と多くの効果があるもみの木の良さを知りました」
▲マルサ工業HPより (https://marusa-ind.jp/)
「もみの木の建材は、日本工業規格で定められているシックハウスの原因になるホルムアルデヒド等級において最上級であるフォースター(F☆☆☆☆)を取れるだけものではあります。つまり、最もホルムアルデヒドの放散量が少ないのです」
―検査は義務なのですか?
「合板などの木材は検査の義務がありますが、実は無垢材に関しては、検査の義務がありません。たとえ自然の無垢材であっても人体に影響のある化学物質を揮発していないわけではないので、その点しっかり検査を受けているもみの木は安心感がありました」
切り方によって性能が変化する木材
「あと、マルサ工業の方に教えて頂いて驚いたのは、木は切り方によって性能がまったく変わることでした。木に対する知識が浅かったと反省して、本屋で木の本を数冊購入して猛勉強を始めました」
▲木の切り方は、左が柾目(まさめ)、右が板目。
「柾目の木は水を通しやすくて調湿性に優れている反面、板目は水を通さないので防水性に優れている。おひつは調湿作用のある柾目。酒樽や醤油樽は水を通さない板目の木材が使われていますよね。だから家の調湿をしたいなら、板目ではなく柾目の木材を使うべきなんです」
▲板目と柾目の使い方
「さらに、マルサ工業が建てたもみの木の家を実際に見に行ってみて、すごく暖かく感じて。断熱性・気密性に特に優れていたわけではないのにどうしてだろうと考えた時に、内装材であるもみの木の力だと実感しました。内装材が違うと体感が全然違うんですね。だからイノスグループの高気密・高断熱の家に内装材でもみの木を組み合わせたらもっといい家づくりができると考えるようになりました」
▲ドイツ南部に広がるシュバルツバルド(黒い森)で育った、樹齢200年〜300年の天然のもみの木。
実家のリフォームを経てもみの木の良さに確信
―そうして今のように自信を持ってもみの木をおすすめするようになったのですか?
「もちろん良さは感じていましたが、最初はそこまででもなかったんです。確信に変わったのは実家のリフォームですね。実はちょうどその頃、うちの父親が肺気腫を患って余命が4カ月とされていました。長年大工をしていたのですが、防塵マスク等もせず仕事をしていた環境のせいかもしれません。そしたらマルサ工業の方から、もみの木は空気清浄効果があるからお父さんの部屋をもみの木でリフォームしたらどうかと提案されました」
―それで、お父様のためにすぐもみの木を試されたのでしょうか?
「医者に余命宣告されているし、内装材を変えてもそんなに変わらないだろうと考えてリフォームする気はなかったのですが、知人から後悔するかもしれないからやるだけやってみたら?とアドバイスを頂いて。父が寝ていた和室の天井と床にもみの木を張りました。その2週間後に実家に行ってみたら結構元気になっていてびっくりしました。チューブに繋がれて寝ていたのがすべて外れて。それから2年生きました。もちろんそれだけが改善した要因ではないかもしれませんが、これは本物だと実感し、これからもみの木を使おうと決意しました」
▲寝室。もみの木の効果を引き出すため、床面積の200%の量を使用。天井にももみの木を使っています。
ブログで現場の声を伝える
―とはいえ、もみの木って日本では建材としてあまりなじみのない人がほとんどですよね。どのように魅力を伝えているのですか?
「最近はありがたいことに、ブログを読み込んできてくださるお客様が多いです。もみの木の家を求めて来てくれるお客様が増えてきました。ブログでは現場の様子や家づくりへの考え方、もみの木の良さについてほぼ毎日発信しています」
もみの木ハウスブログはこちら(https://momi-kagoshima.com/blog/)
―ブログはいつからされているのですか?
「15、6年くらい前からやっています。まわりからブログじゃ家は売れない、やっても誰も見ていないと言われ続けました。でも、お客様に現場の生の声や私の家づくりへの思いを伝えられるとてもいい手段です。だから書き続けました。当時はタイピングができなかったのでスタッフに打ち込んでもらって。そうやって1年半くらいたった頃、ブログを見てお客様が来てくれるようになりました」
▲びっしり書き込まれたノート。
▲ノートは10冊以上も。竹下社長の熱量が伝わってきます。
―反応がない最初の1年半書き続けるのはすごいことだと思います。
「あと意外な効果があって。スタッフにタイピングしてもらっていたので、もみの木の良さや私の家づくりへの考え方についてスタッフが詳しくなっているんですね。うちは営業専任スタッフを置いていませんが、スタッフがお客様に設計や建材の知識などをしっかり説明できるようになりました」
―あと、スタッフの方も皆さんもみの木で家を建てられていると伺いました。
「そうです。だから、お客様へもみの木の良さを説明するときも自分の経験からお話しできるので、言葉に実感がこもっているかと思います。自分が満足しているからこそお客様におすすめできるんですよね」
―お客様とは家を建てた後も交流があるのでしょうか?
「お客様のことは大切なパートナーのように考えています。いいお付き合いが続いていて、年に2回、オーナー客様向けにバスツアーを開催しています。この前は獅子島の海産物を食べに出かけました。お客様の子どもたちは同じ年ごろの子も多いので、一緒に遊んだりされています」
「さらに、うちの住宅完成見学会は新規のお客様だけでなくすでに家を建てたお客様にも人気なんですよ。皆さん、もみの木ハウスの進化を楽しみにしてくださっています。お客様同士で良さを語り合えるのもいいみたいです」
ベストの家を追求し続ける
―竹下社長は、これからももみの木の家を作り続けるのですか?
「もみが絶対ではなく、今はこれがベストということです。もし、もっといいのができたらそっちに切り替えます。ドライに聞こえるかもしれませんが、付き合いで買うことはしません。今使っているものはいいものだから買っています。もっとよくできないかは常に考え続けていますね。時代は変化しますし、建材もいいものが出てきます。だからやはり改良しつづけないとダメですよ」
▲キッチンボードのもみの木。昔はこの長さにカットするのが難しかったがマルサ工業に要望を出し続けていたところ、新しい機械を購入して実現。いいものを作るために要望を出すことを惜しみません。
▲もみの木を使ったごみ箱も開発。消臭効果があるもみの木はごみ箱にぴったりです。
―さいごに、竹下社長の家づくりの信念を教えてください。
「自分と関わった人を幸せにすることです。家もそうですが、住んでもらって幸せに暮らしてもらうために自分は関わりたいと思っています。幸せの基本は健康です。だからこそ暮らす人にとって快適に過ごせる家を建てていますし、これからも追求していきたいです」
取材後記
自分が考えるベストの家を提供したいー。そう情熱を持って語る竹下社長。どんな質問に対しても、的確な回答が返ってきました。曖昧な部分がなく、長年の経験からの裏付けや数値的な根拠のしっかりしたお話はとても納得できるものでした。
もみの木の家が気になった方は、ぜひ一度見学会へ出かけてみてください。もみの木の良さは実際に触れてみてよくわかるものだと思います。
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