注文住宅の購入費用シミュレーション!内訳や計算に必要な情報、コストを抑えるポイントを解説
公開日:2022/05/31 更新日:2023/08/09
マイホームは大きな買い物なので、事前にどのくらいの費用がかかるのかを把握しておくことが大切です。
しかし実際に家を建てるとなると、どのような費用がいくらくらいかかるのかわからず、悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、注文住宅購入にかかる費用のシミュレーションを紹介します。
注文住宅購入費用の内訳や、ご自身でシミュレーションを行う際に必要な情報、便利なシミュレーションツールも紹介しているので、ぜひ家づくりの参考にお役立てください。
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注文住宅の購入にかかる費用の内訳
注文住宅の購入費用をシミュレーションする前に、まずは注文住宅購入にかかる費用の内訳を、理解しておきましょう。
注文住宅購入の費用は、大きく次の4つに分かれます。
- 本体工事費
- 別途工事費(付帯工事費)
- 土地購入費
- 諸費用
それぞれ詳しく解説します。
本体工事費
注文住宅の本体工事費とは、建物そのものを建てるための建築費用のことです。
住宅の屋根や壁、床など、建物を建てるための工事費用に加え、基礎工事や外装工事、窓やドア、断熱材の取り付け費用などが本体工事になります。
さらに配線や配管、住宅設備の取り付け工事費用も、本体工事費に含まれます。
本体工事費は、注文住宅を建てる際の費用総額の50~70%程度になるのが一般的です。
別途工事費(付帯工事費)
別途工事費とは、建物の建築以外にかかる工事費用のことで、付帯工事日とも呼ばれます。
例えば、門や塀、庭の造成、駐車場といったエクステリアの工事費用や、照明器具やカーテン、エアコンなどの取り付け費用、水道管やガス管などの引き込み工事費用は、別途工事費に含まれます。
別途工事費は、注文住宅を建てる際の費用総額の15~20%程度になるのが一般的です。
ただし本体工事費と別途工事費の区分は、ハウスメーカーや工務店によって異なるため、事前に依頼する会社に確認しましょう。
土地購入費
マイホームを建てる際に、土地の購入が必要な場合は、建物の本体工事費・別途工事費に加えて、土地購入費が発生します。
住宅金融支援機構による「フラット35利用者調査 2020年度」によると、土地付き注文住宅の建築費は以下のようになっています。
建築費 | 土地取得費 | |
---|---|---|
全国 | 2,961.2万円 | 1,436.1万円 |
首都圏 | 2,851.8万円 | 2,310.2万円 |
東海圏 | 2,884.4万円 | 1,655.3万円 |
近畿圏 | 3,112.2万円 | 1,300.0万円 |
鹿児島 | 2,769.7万円 | 800.7万円 |
土地の取得費は、首都圏2310.2万円と比べて鹿児島800.7万円と地域によっても大きな差があります。
マイホームを建てる際に、土地の購入が必要な場合は、事前に希望の立地での土地価格の相場を把握しておきましょう。
諸費用
注文住宅購入の際の諸費用には、登記に関する費用や、設計費用、住宅ローンの保証料、土地購入の際の仲介手数料などが含まれます。
一般的に、諸費用の目安は、注文住宅の購入費用の総額の10%前後です。
注文住宅の購入費用シミュレーションに必要な情報
注文住宅の購入費用の内訳について理解ができたら、続いて費用シミュレーションに必要な情報についてチェックしていきましょう。
注文住宅の購入費用シミュレーションを行う際には、次の4つの情報を明確にしておく必要があります。
- 自己資金額
- 返済可能なローンの借入額
- 希望の注文住宅の価格相場
- 工事費用と土地購入費用のバランス
それぞれ詳しく解説します。
自己資金額
自己資金とは、貯蓄の中からマイホーム購入に充てられる資金のことです。
注文住宅は大きな買い物のため、多くの人は住宅ローンを利用するでしょう。
住宅ローンで支払う部分以外に、手持ち資金で支払う「頭金」や現金での支払いが必要となる「諸費用」は、自己資金で賄う必要があります。
頭金の金額は、一般的に物件購入費用の10~20%前後、諸費用の目安は物件購入費用の3%前後になります。
また土地の購入が必要であり、かつ「つなぎ融資」や「土地先行融資」を利用しない場合は、土地も自己資金で購入します。
注文住宅購入費用のシミュレーションをする場合は、貯蓄の中からどの程度自己資金を捻出できるか把握しておきましょう。
ただし、貯蓄の大半をマイホーム購入に充ててしまうと、事故や病気などの思わぬ出費が発生した際に、対応できなくなってしまいます。
またご家庭によっては、マイホーム購入と同時期に、子どもの教育費などが必要になるケースも少なくありません。
自己資金額を用意する際は、貯蓄の中から捻出しても生活に支障をきたさない額を、慎重に計算しておくことが大切です。
返済可能なローンの借入額
住宅ローンを借り入れて、マイホームを購入する場合は、安定して返済できる借入額の目安を把握しておきましょう。
返済額の目安を計算する際は、年収に対する「返済負担率」を用います。
返済負担率とは、年収額に対する年間の返済負担額の割合で、一般的には25%以下が無理なく返済を続けられる返済負担率といわれています。
例えば年収500万円の場合は、その25%の125万円を12ヵ月で割った10.4万円が月々の返済額の目安になります。
検討している借入額と借入プランが、返済負担率25%を大幅に超えている場合は、資金計画を検討し直したほうが良いでしょう。
希望の注文住宅の価格相場
自己資金額と住宅ローンの借入額の目安が把握できたら、続いて希望の注文住宅の価格相場を調べましょう。
前述の「フラット35利用者調査 2020年度」のデータによると、注文住宅の購入費用の目安は以下のとおりです。
注文住宅 (土地の購入あり) |
注文住宅 (土地の購入なし) |
|
---|---|---|
建築費+土地取得費 | 建築費 | |
全国 | 4,397.3万円 | 3,532.5万円 |
首都圏 | 5,162.0万円 | 3,808.5万円 |
東海圏 | 4,539.7万円 | 3,740.2万円 |
近畿圏 | 4,412.2万円 | 3,604.3万円 |
鹿児島 | 3,570.4万円 | 3,012.7万円 |
一般的に、土地の購入ありの注文住宅の場合、購入費用は3,500万~5,000万円前後が相場です。
それに対して、土地の購入がない注文住宅は、3,000万円~3,800万円前後が相場になっています。
自己資金額と借入額の合計が、購入費用の相場と大きくかけ離れていないか確認しましょう。
ただし注文住宅の購入費用は、地域や土地の広さ、間取りによって変化します。
より正確な購入費用の目安は、不動産会社やハウスメーカー、工務店に相談してみましょう。
工事費用と土地購入費用のバランス
上述のように、土地の有無によって注文住宅の購入費用シミュレーションは大きく変わります。
首都圏であれば、建築費2,851.8万円に対して土地取得費2,310.2万円となっており、購入費用の約45%が土地取得費にあてられます。
しかし鹿児島の場合は、建築費2,769.7万円に対して土地取得費800.7万円となっており、土地取得費は購入費用の約22%に留まります。
このように、地域による土地の価格を理解して、希望の地域で注文住宅を建てた場合の工事費用と土地取得費のバランスを把握しておきましょう。
注文住宅の購入費用シミュレーションの例
ここからは、具体的な例を用いて、注文住宅購入費用のシミュレーション例を紹介します。
今回は以下の条件を想定してシミュレーションを行いました。使用したシミュレーターは、鹿児島銀行の「ローンシミュレーション」です。
- 前年度の税込み世帯年収:500万円
- 毎月返済可能な金額:10.4万円(年収負担率25%)
- 住宅購入にかけられる自己資金(頭金):300万円
- 現在の年齢:30歳
- 返済期間:35年
- 返済金利:新変動金利型(鹿児島銀行)
- 保証料の支払い:一括型
- ボーナス返済:なし
⇒借入目処額:3,710万円
このシミュレーションでは、借入目処額は3,710万円という結果になっており、一般的な注文住宅(土地の購入なし)の購入費用相場とも大きくかけ離れていません。
ただし、シミュレーションで想定している自己資金300万円は、すべて住宅ローンの頭金として計算しているため、別途諸費用分を用意しておく必要があります。
このシミュレーション条件では、諸費用は300万円~400万円前後が想定されます。
また自己資金以外で土地を購入する場合は、上記のシミュレーションに加えて「つなぎ融資」や「土地先行融資」のシミュレーションを行う必要があります。
注文住宅の購入費用シミュレーションツール
注文住宅購入のシミュレーションを行うための情報を収集できたら、さっそくご自身でもシミュレーションを行ってみましょう。
ここからは、web上で手軽に住宅ローンのシミュレーションができる便利なツールを紹介します。
鹿児島銀行の「ローンシミュレーション」
鹿児島銀行の「ローンシミュレーション」は、借入金額から毎月の返済額を計算したり、毎月の返済予定額から借入金額の計算をしたりできるツールです。
必要項目を埋めていくだけで、手軽に住宅ローンのシミュレーションができるので、マイホームの資金計画に役立つでしょう。
web housingの「資金計画シミュレーション」
web housingの「資金計画シミュレーション」は、ハウスメーカーであるアイフルホームが運営しているシミュレーションツールです。
借入金額から月々の返済額を算出するシンプルなツールなので、手軽に使用できるのが魅力です。
注文住宅購入の費用を抑えるポイント
実際に注文住宅購入費用をシミュレーションしてみた結果、「予算を大きく超えている」「借入額では希望の注文住宅に手が届かない」となった場合は、マイホーム購入費用を抑える工夫を検討してみましょう。
本体工事費用を抑えるためには、間取りをシンプルにする、使用する材料を見直す、価格を抑えやすい工法を選択するといった方法があります。
また設備についても優先順位をつけて、必要なものを見極めることが大切です。
土地購入にかかる諸費用を抑えるためには、建築を依頼する不動産会社やハウスメーカーが所有している土地を購入するのもひとつの方法です。
不動産会社やハウスメーカーによっては、仲介手数料を安くしてくれるケースもあります。
注文住宅の間取りシミュレーションができるアプリ
家づくりでは、費用のシミュレーションと同時に、間取りのシミュレーションも検討しておきましょう。
ここからは、手軽に間取りのシミュレーションができるアプリツールを紹介します。
間取りTouch+
「間取りTouch+」は、タッチ操作で簡単に間取り図を作成できるスマホアプリです。
リストからパーツを選択して配置するので、初めての人でも手軽に操作できます。
さらに間取りの作成、編集は一部屋ずつ行えるので、小さなスマホの画面でもスムーズにシミュレーションが可能です。
間取りー図
「間取りー図」は、シンプルな編集画面で、簡単に間取りを作成できるシミュレーションツールです。
背景に間取りの画像を設定して、その上で編集することも可能なので、参考になる間取りから、オリジナルの間取りをつくることができます。
Home Design 3D
「Home Design 3D」は、間取りの作成から家具や設備の配置までできる多機能シミュレーションツールです。
さらに間取りを作成した後には、部屋のイメージを3D化できる機能も付いているので、より具体的に部屋の内部のシミュレーションが可能です。
Home Design 3D(App store)
Home Design 3D(Google Play)
注文住宅のシミュレーション相談ができる鹿児島のハウスメーカー工務店
本格的に注文住宅の購入費用や間取りのシミュレーションを行いたい場合は、ハウスメーカーや工務店に相談してみましょう。
ここからは、鹿児島で注文住宅の相談ができる代表的なハウスメーカー・工務店を紹介します。
七呂建設
完全自由設計、唯一無二のデザインを実現する七呂建設さんは、多彩な商品ラインアップが魅力の工務店です。
環境と家計と人にやさしいZEH標準仕様の注文住宅「ZEROEN±」や、高い防災機能を有するWRG鉄筋コンクリート工法の「Shell To Win」など、機能性の高い住まいを展開しています。
ヤマサハウス
ヤマサハウスさんは、鹿児島の気候風土に合わせた木造住宅を得意とする鹿児島県内でNo.1のシェアを持つハウスメーカーです。
「木へのこだわり」と「伝統と美しさの調和」を大切にし、鹿児島の木材を使用した心安らぐ住まいづくりを行っています。
ニーエルホーム
ニーエルホームは、月々2万円台からの実現する暮らしを提供しています。
シンプルな形の家や平屋、2LDKや3LDKなど暮らしに合わせたコンパクトプランを用意。
間取りを66プランを準備していますので、間取りプランからシミュレーションしたい方におすすめです。
かえるホーム
かえるホームさんでは、建てた後にそれぞれの家族で将来にかかると予想されるコストを元に資金計画・将来設計をシミュレーションします。
一生涯の幸せを見据えた資金計画で、マイホームを手に入れた後の暮らしも大切にしています。
住宅購入で失敗しないために、月々の出費・将来にかかる養育費・老後の資金など、家族が一生涯安心して暮らすことを前提にマイホーム計画を提案します。
SELECTINO
ELECTINO (セレクティーノ) は、ヤマサハウスの標準仕様はそのままに、将来にわたって無理なくコスパに優れたマイホームの夢を叶えます。
コストは抑えても、安心な性能はそのままに、サイズもデザインも選べる。それが SELECTINO です。
66パターンのサイズや間取り、5スタイルの内観、5スタイルの外観を組み合わせてオリジナルの家を作ります。
用意されているプランからシミュレーションし、好みにあわせてこだわりの空間をプラスしたり間取りを実現します。
まとめ
注文住宅を建てる際は、購入費用の内訳を理解して、ご自身でも費用シミュレーションをしておくことが大切です。
注文住宅の費用シミュレーションを行う際は、自己資金額や安定して返済できる住宅ローンの借入額、希望する住宅の費用相場を把握しておきましょう。
また土地の購入の有無によっても、費用シミュレーションは大きく変わります。
まずはご自身で簡易的なシミュレーションを行い、住まいの方向性が見えてきたら、ハウスメーカーや工務店に相談してみるのがおすすめです。
マイホームのイメージを具体的にするためにも、ハウスメーカーや工務店のカタログをチェックしてみてはいかがでしょうか。
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